zentoakuのブログ

少しずつ更新します

我旅立つ、あの空を目指せ

が出てきては消え、出てきては消えと繰り返していた。
だが今のみつるには生活がある一人暮らしをしていくには働いてお金を稼がないといけない…
しかし、今のままの生活で一生、生きていきたくないという気持ちは確かにみつるの中には存在していた。
今まで認めようとしなかった気持ち…
その気持ちが表に出てこようとしているのを必死に抑えながらみつるは仕事に励んでいた。
今までとは違う自分を想像しているとみつるは胸が熱くなっていた。
そしてもう一度ゆいに会いたいと思うようにもなっていた。
ゆいに会ってもう少し詳しく自分のことを占ってもらいたいと…

我旅立つ、あの空を目指せ

みつる「でも生活するには仕事をしなくちゃいけないでしょ」
みつるは少し当たっているこの結果にイラつきを覚えながらも更なる回答をゆいに聞こうとしていた
ゆい「仕事をどこかの企業に就職することと思っているのは間違いですよ、あなたの自由に生きたいという気持ちは何かの挑戦でわ?
ゆいは言葉が終わるやすぐにお会計を済ませていってしまった。
みつる「急に現れて颯爽と消えたな…」
ぼそりと呟きながらみつるはゆいが話していた言葉を繰り返し脳内で再生しながら帰路に着いた。


!次の日!
朝、目が覚めてもみつるの頭の中にはゆいの「何かに挑戦」のワード

我旅立つ、あの空を目指せ

ゆいに問いかけた。
ゆい「ええー、今日はその為にここに来たんですもの」そういうとゆいはみつるの顔の前に両手を出して目を閉じた。
ゆい「今の職業はなんですか?」
みつる「今は保険の営業をしてます」
ゆい「それでは今からする質問に直感で答えてください」そういうとゆいは大きく
目を見開いた。
ゆい「あなたは今海のど真ん中にいます、さて何をしてますか?」
みつるは少し息を吸ってから…「泳いでる」と静かに答えた。
ゆい「泳いでると答えたあなた、あなたは誰にも縛られずに生きていきたい人です。会社などの環境では息苦しいと感じてしまうかもしれません」